嫌な夢は寝汗によって遮られたけれど、どうも頭は不確かな世界ばかり見つめていて。 それでも、百日紅(サルスベリ)の真っ白な花が夏の青空の中いっぱいになって咲いているのを見ると、いくらか現実を取り戻した気がした。 けれど、3分で美味しく頂ける冷凍ピザを食べたり、悲惨なニュースの裏で芸能人が笑いこけているのを見ているうちに、 不確定世界(夢の中及び続き)の方がまだいくらかマシなんじゃないか、なんて思えてきた。 あの百日紅、フィルムに焼き付けたら夢に出てきてくれるだろうか。
あの百日紅、フィルムに焼き付けたら夢に出てきてくれるだろうか。